EY Japan

EY Japanの概要

EY Japan（アーンスト・アンド・ヤングジャパン）は、世界的に展開する会計事務所の一つであるアーンスト・アンド・ヤングの日本法人を指します。この法人には、EYジャパン合同会社および各種サービスを提供するメンバーファームが含まれています。

日本におけるEYの基盤

EYは、全世界約140カ国を三つの地域（アメリカズ、アジアパシフィック、EMEIA：欧州・中東・インド・アフリカ）に分けて管理しています。日本はアジアパシフィックエリアに位置し、2019年にはそれまでの「日本エリア」は統合され、新たにアジアパシフィックの一部として活動を開始しました。これにより、EY JapanはEYジャパン合同会社を核に、管理機能を強化し、効率的なサービスを提供する体制を整えました。

事務所の集約

EY Japanのオフィスは、以前は日比谷国際ビルと霞が関ビルに分散していましたが、2018年には東京ミッドタウン日比谷に移転し、業務を集約しました。これにより作業効率やコミュニケーションが向上しました。

EY Japanのメンバーファーム

EY Japanには、監査やコンサルティング、税務、法務など、さまざまな専門分野を持つメンバーファームが存在します。これらの法人は資本関係を持たない独立した法人であり、並列関係で運営されています。以下は主要なメンバーファームの概要です。

1. 統括会社

• - EYジャパン合同会社: メンバーファーム間の連携調整を担当。

2. 主要4ラインのメンバーファーム

• - アシュアランス: EY新日本有限責任監査法人が日本における主要な監査業務を担当します。
• - コンサルティング・アドバイザリー: EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社が業務を統合し、コンサルティングサービスを提供。
• - トランザクション: 旧EYトランザクション・アドバイザリー・サービスが財務アドバイザリーを専門とします。
• - 税務: EY税理士法人が税務サービスを担います。

その他のメンバーファーム

• - EY弁護士法人: 法務関連のサービスを提供。
• - 新日本パブリック・アフェアーズ: 公共分野へのアドバイザリーサービスを実施しています。

EY内部向けサービス会社

EY Japan株式会社は、メンバーファームのバックオフィス業務を一手に引き受ける重要な役割を果たしています。具体的にはIT、人事、経理、法務など、業務の効率化を図るためのサービスを提供しており、各法人は専門業務に専念しています。2018年にはバックオフィス関連の社員が従来のEYビジネスイニシアチブ株式会社からEY Japan株式会社に転籍し、組織改革が進められました。

結論

EY Japanはその統括機能を通じて、日本におけるEYブランドを強化し、各メンバーファームが協力し合いながら高品質なサービスを提供しています。近年の業界変化に対応するために、他の大手事務所と同様に、組織基盤の強化や効率化が進行中です。

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